「え、明日、伊勢神宮の内宮に参拝できないの?」
平成最後の伊勢神宮参拝の為に、伊勢に来ています。愛知に住んでいるので、伊勢には来訪しやすいです。「そうだ、伊勢に行こう!」と思えば、すぐに行動しやすい。
仕事の関係上、休みは調整しやすいのですが、この令和に入るタイミングは、お陰様で、忙しい。平成最後に伊勢に行くタイミングを、探したら、4/17、18しかなかった。
そのため、その二日間は、伊勢や三重にいました。
同じタイミングで、両陛下が来ています。伊勢の街が、高揚感に包まれています。
皆が、年号が変わるタイミングで、このような高揚感になることは、そうそうないと思います。
そんな平成の終わりと令和の始まりの時期に、伊勢に向いました。
その伊勢神宮が誕生したころは、2000年以上前の話です。
当時の天皇陛下のご息女が、近畿各地を巡り、最終的にたどり着いた伊勢に、神宮を建てることになります。
そんな伊勢には、天孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の降臨の後、誕生した子孫の神武天皇から数えて、125代目の今上天皇が、美智子皇后陛下とともに、退位のご報告のために来訪されています。。
伊勢の街は、とにかく高揚する。私も、あまりの幸運に高揚します。
平成が始まったころは、まだ、中学生でした。年号が変わるというのが、よくわかりませんでした。実際に、昭和64年から、平成元年になるときは、何が起きているのか、よくわかりませんでした。そんな平成も、31年まで来ました。5月からは、令和元年です。
両陛下が、三種の神器と共に、伊勢にいるというのも、強い高揚感があります。私は、日本神話が好きで、神道が好きです。日本各地の神社仏閣を巡っています。そんな私だから、三種の神器の存在が、更に高揚感に誘います。
ちなみに三種の神器は、伊勢神宮の内宮にある鏡と、熱田神宮にある剣と、皇居にある勾玉です。そのうち、勾玉自体は、神話の時代からずっと、歴代天皇に受け継がれています。
なかなか揃うことはない三種の神器が集まっています。
そして、両陛下が、伊勢神宮に、平成の終わりと、退位のご報告に来ています。
もの凄い幸運が重なる状態に、びっくりが続きます。
4/18の内宮では、おかげ横丁にももの凄い人がいて、さらに、両陛下が車に乗り通過する道路の沿道には、既にたくさんの方が、スタンバイしています。皆、日の丸の国旗を手に持ち、暑さもあふれてくる中、汗をぬぐいながら、水分も補給しながら、両陛下の到着を待ちます。
両陛下が、内宮に向う道を通過します。通過する際には、ゆっくりと車が流れていきます。沿道の国民に対して、笑顔で手を振ります。その瞬間、沿道の私たちは、国旗を振り、手を振り、皆で両陛下に、そして過ぎ去ろうとする平成に感謝を向けています。
涙を流しながら、両陛下に感謝を向けている。皆さんが、平成と両陛下に、感謝を感じています。
両陛下が目の前を通過した後は、皆それぞれに、おかげ横丁を楽しんでいるようです。
私は、名物の伊勢うどんを食べ、おしゃれなカフェで、休みます。いい空気が流れる店内で、くつろいでいます。店内は、どんどん人に溢れてきて、皆が、平成と両陛下への、それぞれの思いを語りあっています。
私は、1人で来たのですが、脳内で、平成という時代を振り返っています。
「平成最後の伊勢参拝に、同じタイミングで、両陛下が来られたことは、本当に幸運だなあ!」
伊勢にいる間は、その幸運に感謝をしながら、平成の最後を感慨深く過ごしています。私の人生も昭和に産まれて、平成を生き抜き、そして3つ目の時代の「令和」に突入します。これから始まる令和に希望を持ちながら、両陛下が、今後、心晴れやかに、令和以降の生活を、ゆるりと過ごしていけると、いいなって思います。
伊勢の街中を歩いていると、凄く気になる言葉を目にします。
「平成感謝、国民総参宮」「神恩感謝」
国民皆で、平成に感謝して、両陛下に感謝して、これからの「令和」に期待する。神様の恩に感謝し、より良い幸せを生きられることに感謝できる。
皆が、それぞれの平成を振り返り、思い出し、次の時代の希望を持ちます。
平成の最後に、両陛下に感謝を伊勢で伝えることができ、伊勢神宮に感謝を伝えることができ、平成の時代に感謝を伝えることができて、本当に心地良い伊勢への旅でした。
実は、伊勢に入る前に、三重県の鈴鹿市にある椿大神社に、参拝しました。この神社には、あの経営の神様の松下幸之助が、神様として祀られています。個人事業や、経営に関われているなら、お勧めできる神社に参拝してきました。
雨は、激しく降り注ぎます。そんな雨が激しく降りしきる中、この神社のお気に入りポイントに向いまます。私の好きな言葉が彫られている石碑を見に行きます。
「完勝報恩」
個人的に、この言葉を見ると、心の底から感謝をする気持ちが溢れていきます。
平成を何とか生き抜けて、次の時代に入られます。恩を感じているので、皆に感謝を伝えたいなって思います。
「平成と両陛下に、ありがとうございました!」